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Nishiken's blog
西建ブログ

放置厳禁‼外壁のカビ・コケについて

外壁に発生するコケや、カビ状の汚れは美観性を損ねるだけではなく、

健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。

カビができやすい環境や外壁の種類など、塗り替えの際のご参考にしていただければと思います。

 

Chapter①

外壁に発生しているのはカビ?コケ・藻?

➡外壁に発生するのはカビだけではなく、コケや藻の場合もあります。

見分けるのが少し難しそうなこの二つですが、発生の仕方にも特徴があります。

 

✅外壁に発生しやすいのは基本的に「コケ」や「藻」

実際の場合、カビが外壁に発生することはとても稀と言えます。

 

基本的に外壁に発生しやすいのは「コケ」や「藻」であるため『カビだと思ったら違った』と言うことも少なくありません。

カビは菌類、コケ・藻は植物ですが、どちらも同じような環境を好む傾向があります。

ほんのわずかな栄養分でどんどん広がっていき、雨などで湿度が上がればすぐに繁殖しやすい環境が出来上がります。

このように似たような環境下で発生しやすい面がある一方、カビとコケ・藻の二つには以下のような違いが見られます。

 

コケ・藻…育つために日光を必要とするため、日当たりの良い場所に発生が見られる場合はコケや藻である可能性が高い。また、洗えば落ちやすい。

カビ…日光が苦手なため、日が当たるところでは育ちにくい。コケや藻とは異なり、洗っても落ちにくい。

 


 

Chapter②

カビが派生しやすい立地条件・外壁の種類

 

カビが発生しやすい立地条件

・日当たりが悪い

・風通しが悪い

・田んぼや川の近くにある

・植物が周りにある

 

北側の外壁や、隣の建物の日光を遮られている外壁などは日当たりが悪いため、カビやコケの発生に注意が必要です。また、風通しが悪いとさらに湿気がこもりがちになります。

本来カビの胞子は川や木々に多く生息しており、他の場所に比べ湿気が多くカビが発生しやすい環境が整っているため、建物が川や植物、田んぼの近くにある場合はそれらを基点に外壁へカビが移る恐れがあります。

 

 

✅カビが発生しやすい外壁の種類

 

カビの発生しやすさは上記のような立地条件の他、外壁の種類も関係してきます。

特徴としては凸凹のある外壁です。

フラットでツルツルとした素材は水はけがよく乾きやすいため、胞子も溜まりづらくなります。

一方外壁に凸凹があると、その部分に雨水や汚れが溜まりやすいため、カビの繁殖に適した環境になりやすい傾向があります。

例としては、リシンやスタッコなどの吹付け塗装が施されたモルタル外壁や、凸凹のあるデザインのサイディング外壁が挙げられます。


 

 リシン

 スタッコ

 サイディング

また劣化が進行した外壁は汚れやすくなっているためカビが発生しやすい傾向にあります。

さらにカビは外壁だけではなく屋根や軒天、シーリングに発生する場合もあり、

雨漏りが発生している場合はお住まいの内部にまでカビが発生してしまうこともあります。


 

Chapter③

外壁のカビ、放置するとどうなる?

外壁のカビを放置すると、以下のような問題が発生します。

 

✅見た目の悪化

    カビが広がることで、外観が不衛生に見え、美観性を損ねてしまいます。

✅外壁材へのダメージ:

    カビが成長することで、外壁材が劣化し、最終的には腐食や剥離の原因となることがあります。

✅修理費用の増加:

    外壁のダメージが進行すると、修理や塗装にかかる費用が増える可能性があります。

✅健康への影響

    カビはアレルギーや呼吸器系の問題を引き起こすことがあり、特に子供や高齢者には注意が必要です。

✅構造への影響

     進行すると、建物の構造に影響を及ぼし、最終的に家全体の安全性が損なわれることもあります。

 

最後に

 

以上のように、外壁のカビの発生は建物の外観だけでなく内部まで浸食していく恐れがあります。

大切なお住まいを10年、20年と住みよい状態で保つためにも、このような症状が見られたら長期間放置してしまわず、業者へのご相談をお勧めいたします。

早めの対策をすることで、費用を抑えながらお住まいをより良い状態で維持することができます。