本文までスキップする

まずはLINEで!
簡単お見積りはこちら

Nishiken's blog
西建ブログ

塗装前の下準備!高圧洗浄で塗料の耐久性が変わる?【外壁塗装・屋根塗装】

塗装と聞くと、ローラーや刷毛を使って塗料を塗っていく作業風景を思い浮かべます。

しかし、実際に塗布していく段階の下準備として欠かせない工程の一つが「高圧洗浄」です。

これから新しく塗り替えるのにわざわざ洗浄する必要があるのか?と高圧洗浄の必要性について疑問に思われる方もいるかもしれませんが、高圧洗浄が適切に行われていないと、せっかくグレードの高い塗料を塗ってもその効果が最大限に発揮できません

今回は高圧洗浄の工程、必要性について解説します。

 

高圧洗浄の工程

①飛散防止シートで建物周辺を覆う

高圧洗浄で出た汚水が近隣へ飛散してしまわないように、足場周りに飛散防止シートを張ります。

その際、濡水・濡電の恐れがある箇所や、換気扇など住宅内部に侵入する恐れがある箇所にもしっかりと養生を行います。

またバイオ洗浄の場合には洗浄剤が植物にかかると枯れてしまう可能性があるため、移動が可能なものに関しては事前に動かしてもらい、移動が難しければ植物にも養生を行います。

 

✅バイオ洗浄とは…

一般的な高圧洗浄は水道の水を使用して洗浄を行っていきますが、水だけでは落とせないカビやコケ・藻などがある場合には、薬剤を使用する場合があります。

これを『バイオ洗浄』と言います。

バイオ洗浄は高圧洗浄中の水全てに薬剤を混ぜるという訳ではなく、カビやコケ・藻の発生が多い箇所に対して洗浄前に薬剤を塗布し、細菌を分解した上で高圧洗浄を行っていきます。

 

②汚れを落とす

高圧洗浄やバイオ洗浄で汚れを落としていきます。汚れの状態によっては1回で落としきれない場合もあるため、その際は洗浄を2回行います。

基本的には半日~一日で作業は終了します。

 

③乾燥させる

洗浄後は1日乾燥時間を設けてしっかりと乾かします。

この乾燥時間が十分でないと、塗料と外壁や屋根との間に水分が入り込み新しい塗料の劣化を早めてしまいます。

高圧洗浄の必要性

①塗料と外壁・屋根との密着性を高める

紫外線や雨風の影響を受け劣化が進んだ外壁・屋根には、傷んだ旧塗膜だけではなくコケや藻、チョーキングの粉といった様々な汚れが付着しています。

このように劣化が発生している外壁・屋根には粘着性が失われているため、仮に高圧洗浄を行わずそのまま塗装しても新しい塗膜が上手く密着しません。

塗装直後は綺麗に仕上がっているように見えても塗料と下地の密着が弱いため、1年以内にダメになってしまう可能性が十分にあります。

 

②高圧洗浄でないといけない理由

高圧洗浄機が開発される以前は、洗浄は、当然人力で行われていました。

しかし建物を一棟まるごと工事するような塗装では、ワイヤーブラシを使ってカビ・コケを綺麗に除去するだけでもかなりの時間と労力を要します。

高圧洗浄であれば水圧を利用することで作業時間も短縮でき、危険な屋根のキワなど高い箇所の洗浄も脚立を使わずに行うことができます。

このように工事の効率化や人件費の削減などを考慮すると、やはり高圧洗浄機を使ったほうが合理的と言えます。

 

最後に

塗装前の洗浄作業は一見必要性に疑問を感じてしまうかも知れませんが、このような下処理が丁寧に行われているほど塗料の効果は最大限に発揮され、長い目で見たときお住まいの状態に歴然と現れてきます。

大切なお住まいを少しでも長く美しい状態で保つためにも、塗装前の作業からきちんと適切に施工してくれる業者選びが重要です。

西建は皆様の大切なお住まいを、下処理から丁寧に施工します。